Marshall Shredmasterを作ろう!


 ふと、楽器屋の中古コーナーに置いてあったMarshallのShredmasterというものを
試走してみたら一発で気に入った。これ一台でハードロック〜ヘビメタまでカバー
できそうと思い作ってみようと思った。

ネットでShredmasterについて調べてみたら松美庵さんのサイトでも製作記事があった。
また、海外ではとても人気があるようで海外サイトでも幾つか詳細な記事を見つけた。

そして、フランス語のサイトに詳しく、分かりやすくかかれているサイトがあったので
それを参考にしてみて作った。※tiroleは実は仏語が少し読めます^^;

ユニバーサル基板で蛇の目で作ったら少し大変そうなので基板は業者に発注しました。
基板の仕様は、ガラエポの表面スズメッキです。銅よりも酸化しにくく、半田ののりも
いいです。基板が2枚程余っているので1枚1,050円で配布しています。
配線図とともにお渡しします。欲しい方はメール下さい。
↓注文した基板


早速、製作に入りますが、基板は業者に発注したものなので素子を刺して半田付けする
だけで終わりです。

基本は、背の低い部品からです。なので、まずは抵抗を全て刺して半田付け。その次は
8pinソケット、そして、コンデンサの順番に半田付けしていきます。

@抵抗



Aソケット



Bキャパシタ



C可変抵抗につなぐ線をつける
今回は、ポットの役割毎に色わけしてみました。私の基板で作るなら22AWGの線が
ジャストフィットします。



そして、最後にジャック、電池、フットスイッチの配線をして完了です。
これで、とりあえず音は出るはず…

アンプにつないでいざテスト!


ありゃ、音がまったくもって出ない…。さぁ、ここからトラブルシューティングです。
初心者の方はどういう風に間違い探しをするのか参考にしてください。

まず、今回は基板を発注し何度も基板のデバックをしているので配線にミスはない
→オペアンプ周りの問題であろう。と考える。

次に、オペアンプを逆にしてみる。
→音が出ない。

オペアンプを逆にしても音が出なかったので今度は回路図のオペアンプ周辺を眺めてみる。
→TL072のピンアサインを見るかぎり、半田面からオペアンプをつけないとあかんやん!
 と気づく。

そして、修正。
@ソケットを外す。
半田吸い取り線でもいいのですが、慣れればスッポンの方が早く吸えるので素子に
熱をあまり与えずにすみます。これは大学の実験講師(企業で技術者として働いて定年後
出身大学に戻って実験の講師をしている人)が言っていたのでスッポンに使い慣れた方が
良さそうです。ただし、スッポンを使いこなすには結構練習が必要です。


A裏面からオペアンプを取り付ける
ソケットを付けた方が良かったのですが明らかに半田付けが困難だったため直接半田付け
しました。



さぁ、これで音は出るでしょう!!
というこで、つないでみたら音は出たけど今度は音が途切れたりするやんけ…
オペアンプをビンタしたら反応があるので半田付けをミスっているなと直ぐに思う。

そこで、半田面を見てみる。下の写真の様に蛍光灯をあて斜めからみたらすっごくよく 見えます。


そして、怪しいとこを発見しました↓
右から二番目のピンの半田付けが甘いですね。


こいつにちょこっと半田を盛ってやったら正常に動作するようになりました☆
これで完成ですね。07/08/29

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さて、ここからは見てくれはどういう風にしようか書いていきます。
私はいつもはデカールを作ってそれをただ単に張るだけなのですが今回はデカールを
張ったその上にアクリル板を置いてみたいと思います。

まず、アクリル板にはホームセンターには大概置いてあるアクリルサンデーというものを
使います。ちなみに似たような素材に塩化ビニルでできたものがありますがこれは全然強度が
なくすぐに傷がついてしまいます。表面のコーティングとして使うならアクリルの方が絶対いいです。

それでは、作業に入ります。まずはアクリル板にケースの型をペンでつけます。
下の写真の様な感じです。


そして、こいつをカットするのですが専用のアクリルサンデーカッターというのもありますが
これを使うととかなり時間がかかります。そこで糸ノコギリでカットします。下の写真の様に
うまく固定したら切りやすくなります。


カットできたらヤスリ等を使って角のRをつけていきます。


これでアクリル板は完成しましたネ。
デカール作りについても少し書いておきます。私がデカールを作る時に使っているシートは
エレコムの「写真印刷がキレイなラベル」下の写真のやつです。透明感のないベタ塗りなデカール
を作る時はこれでいいでしょう。後は好きな画像を印刷するだけです。張り方については、
SPキャビの項のトーレックス張りと同じ要領でやるとうまくできます。


まぁ作り方はざっとこんな感じです。私自身が過去にデカールの用紙ってどれを使えばええねん!
と困った事があったので書いてみました。まったく使えないのを何種類か買って無駄にしてます^^;

さぁ、とりあえず大雑把には出来上がりました。後はフットスイッチやLED周りの配線を適当にして
完成です。私から一言!フットスイッチやLED周りの配線位は回路図なんかを見ずに自分で考えて
できるようになりましょう!それができないようじゃ、トラブルシューティングがでけへんでー。

07/10/03



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