Matchless Hotboxを作ろう!


なんと自作エフェクター3作目にしてMatchless Hotboxの製作!
高電圧をかけた場合の真空管の音を聞いてみたかったのでMatchless Hotbox
作ってみた。元になった回路図はこれ→ http://briefcase.yahoo.co.jp/maketubesounds
今回は、如何せんお金がかかりました。部品の中で何が一番高いかと言ったら箱です! ちょこっとしたお小遣いを稼ぎたいならこちらからどうぞ


で、とりあえず上の回路図のまま作ってみた。適当に線の引き回しをしてもこんな
回路やし動くやろうと思ったけどゲインをMaxにすると発振した。やっぱり真空管
高電圧をかける回路ではノイズにシビアなんだなと思った。

↓適当な配線。とりあえず球を外に出してれば発振せず。
配線

発振を起こす直前まではすごくいい感じ。またトーンの効き方がおもしろいと思った。
そして、同相の線を近接させないように配線をしなおしたらゲインをMaxにしても発振
しなくなった。ゲインMaxでのディストーションの様な音に感動。メタルもいけるん
ちゃうんか!?と思った。

とにかく、これ一台でFuzzの様な音も出せるし幅広く対応できると思う。
Thunderchiefをブースターとして使った時の音がまた良かった。Thunderchiefと
相性はいいと思う。逆にHotbox→Thunderchief→アンプという風につないだら
Thunderchiefの音をメインにして真空管っぽさが出るという感じだった。


さて、Hotboxの話に戻るけど同相ノイズを解決したら今度は電源のハムノイズが目だって
聞こえてきた。まぁ、これはB電源のリプル除去が足りてないんだなと思う。
電源を抜いた時にハム音が消えるので平滑に問題があることは自明。もしくは
トランスの漏れ磁束による影響だけどトランスの配置は十分考えて配置してある。
まぁ暇になった時にMOSFETを使ったリプルフィルターorチョークでもいれようと思う。

回路図通りに組んでノイズの問題は解決してきたのでカソードにぶら下がってる抵抗や
パスコンの値を変えて自分好みの音にしていこうと只今、模索中。
07年4月7日

-------------------------------------
07年6月20日追記
私が今回作ったHotboxに期待していたものは「値をマーシャルの回路の
定数に近づければJCM800の音に近くなるんちゃうんか!?」ということである。
そして、カソードにぶら下がっている抵抗やパスコンの値をいろいろ弄ってみた。

・カソードのパスコンの値を0.1u→0.68uへ
first gain stage , second gain stageのパスコンを0.68uに変えたらゲインが上がった。
ノブでゲインを最大にした時に音がまるでジャリジャリになった。シャリシャリしすぎて
音に芯がなくなり何か聞いてて気持ち悪い音になってしまった。
すぐに元の0.1uに戻した。

この時の音源→ゲインUP時音源
この音源しか残っていなかったけどその芯がなくなってシャリシャリしているのが
分かると思います。

・ブーストスイッチを搭載!
一番上にリンクを張ってある回路図ではブーストスイッチが機能しなかったので
自分で適当な回路に変えました。ブーストスイッチオンで全体のゲインを上げる
ことができます。音源が見つかりません><
後日、私が仕上げたHotboxの回路図を上げる予定です。
---------------------------------------

・今回、Hotboxを製作してみた感想
私は、値をいろいろ弄ってJCM800の歪みの感じが出るようにしたかったのですが
やっぱり無理でした。最近、JCM800のプリ部のみの音を聞く機会がありました。
プリ部だけとってもやはりJCM800ではないです。

音は凄くいい感じに仕上がったんだけど目的のこと=JCM800をペダルで再現が
できなかったしJCM800を8月末に作る予定なのでHotboxを潰して1Wアンプに
作り変えました。でもぶっちゃげ後悔しています^^;
自作Hotbox潰す前の音(泣


--------------------------------------
サンプル音源1
サンプル音源2
J-Popはこちらでどうぞ
----------------
HusHusH

FILCO

index.html へ戻る